センスって何でしょう

よく言われる、あの人はセンスがある、あの人はセンスがない、というフレーズ。

このセンスっていう表現には、色んなニュアンスが含まれていると思います。

 

例えば、どちらも相当努力していることを前提として、

A.センスのある経営者

B.センスのない経営者

どちらが成功するか?と言われると、それはもちろんAさんでしょう。これはきっと正しい表現です。

 

でも、それで片付けてしまっていいのでしょうか?

ここで思考を止めてしまうと、何も学べることが無くなってしまう。

 

経営コンサルティングっていう仕事は、このパッと見「センス」という一言で片付けられがちな部分を、成功要因として因数分解して言語化、ロジカルに組み合わせ、概ね誰でも成功できるための再現性を持たせることだと思っています。

※どうしても言語化ができないもの、それこそがその人個人が持つセンスですよね。ただしそこまでいくと、必ず状況に応じて良し悪しが分かれるはずです。絶対良いものであれば「何かどう良いのか」言語化できるはず。

 

 

つまり、センスのないBさんでも成功することはできます。それは、自分に何か足りないかを自覚し、素直に成功要因を真似ることです。

 

もちろん、その因数分解にもセンスが必要ですが、これは訓練できます。

だから人は成功した人の本を読むし、様々なビジネス書を読んで成功の法則を導こうとするんですね。